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カラヤン&カラス グレート4オペラズ 「サロメ」、「アイーダ」、「カルメン」、「トスカ」
エソテリック 独占販売

2012年12月15日 発売
限定1,500セット

品番: ESSE-90072-80(9枚組)
仕様:Super Audio CDハイブリッド
価格:25,714円(税抜)
レーベル:EMI Classics
音源提供:株式会社EMIミュージックジャパン
ジャンル:歌劇

DSD MASTERING/
Super Audio CD層:2チャンネル・ステレオ[マルチなし]
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用
9枚組ボックスセット
*歌詞・対訳は付属しておりません。

“Super Audio CD“と“DSD”は登録商標です。

Master Sound Works

Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で高い評価を得ているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。定評のある名盤をリマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を実現します。

今回の4作品は、期せずしてすべてプロデューサー、ミシェル・グロッツの手によるもの。カラヤンに「グロッツの耳は私の耳」とまで言われ、カラヤンが全幅の信頼を置いていた名プロデューサーです。「サロメ」は英デッカ・チームによる名録音として広く知られており、「アイーダ」はEMIの威信をかけてカラヤンの専属の名エンジニア、ウォルフガング・ギューリッヒがあたっています。なお「アイーダ」のアナログ・マスターは新たに発見された未使用のアナログ・オリジナル・マスターを使用しているのも話題のひとつです。カラスのソプラノによる「 カルメン」「トスカ」は20世紀最高のソプラノとして君臨したカラスの歌をリマスタリングにより生々しく捉えたまさに歴史に残るSuper Audio CDの名録音盤と言えましょう。エソテリック定評の丁寧なマスタリング作業によってSuper Audio CD化され、音質の向上はもとより、この4作品が本来備えた音楽的魅力を改めて浮き彫りにし、新たなる感動を約束するものに仕上がっています。

このSuper Audio CDハイブリッド・ソフトはエソテリックの独占販売で、主にオーディオ販売店にて限定1500セット販売されます。

「今回は、偉大なオペラのヴィンテージ録音から、現代の生のステージでは味わうことの出来ないオーディオ芸術の奥深さと醍醐味をたっぷりと堪能して頂ける4作品を厳選してお届けいたします。いずれも永遠に後世に残る名演奏です。カラヤン、そしてカラスが生涯追及し、録音に残してくれた、まさにドラマチックな芸術遺産を、当時の二人の将来予想をはるかに上回る音の精度とピュアネスで楽しんで頂ける上々の仕上がりと、少なからず自負しております。カラヤン最円熟期の演奏の完成度の高さと、カラスの金縛りにしてしまうほどの熱唱を存分に楽しんで頂けたら幸いです。限定プレスのこのオペラ選集がリスニングルームの愛聴盤ラックの最上位に、いつもおかれてありますように、と念じてやみません。」

- エソテリック株式会社 SACDプロデューサー 大間知 基彰


R.シュトラウス:楽劇「サロメ」(全曲) R.シュトラウス:楽劇「サロメ」(全曲)
[ESSE-90072&73]
ヒルデガルト・ベーレンス(S)、ヨセ・ヴァン・ダム(Bs)、アグネス・バルツァ(Ms)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

官能と法悦の極みを音で描き出した、カラヤン/ウィーン・フィル絶頂期の「サロメ」。

エソテリックならではのこだわりのSuper Audio CDハイブリッド・ソフト

カラヤンがザルツブルク音楽祭や復活祭音楽祭と並行する形で、オペラ全曲盤の名盤を連発していた1970年代に生み出されたカラヤンのオペラ録音を代表する極めて個性的な2つのオペラ録音を高音質マスターからリマスタリング、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化が実現しました。

カラヤン絶頂期の記録

ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908〜1989)は、レコード録音に対して終生変わらぬ情熱を持って取り組んだパイオニア的存在であり、残された録音もSP時代からデジタル録音まで、膨大な量にのぼります。その中でも、1970年代はカラヤンの録音歴の中でも一つの頂点を築いた時代といえます。すでにこのエソテリックのシリーズでも、DG原盤によるシェーンベルクの《浄夜》ほかの「新ウィーン楽派作品集」や「メリー・ウィドウ」全曲盤、EMI原盤によるワーグナー、シベリウス、ブルックナーがSuper Audio CDハイブリッド化されてその最高級のリマスタリング・サウンドが好評を頂いております。今回Super Audio CDハイブリッド化される2タイトルは、1970年代後半にウィーン・フィルを起用して録音されたオペラ全曲盤で、いずれも発売当時「レコード・アカデミー賞」を受賞した名盤です。

カラヤンの初録音となった「サロメ」

1964年にウィーン国立歌劇場を離れ、恒常的なオペラ上演の場を失ったカラヤンは、1967年からザルツブルク復活祭音楽祭を創設し、夏のザルツブルク音楽祭と合わせて、自身の理想とするオペラ上演を実現していきます。特筆すべきは、オペラ上演の前に同一キャストでレコーディングを済ませ、リハーサル時に録音を流すことで歌手の負担を減らしつつ演技の質を高め、さらに上演に合わせてのレコード発売を実現させることで効率の上がるマーケティングを行うようになります。「サロメ」は、1977年夏のザルツブルク音楽祭で、カラヤン自身の演出、ギュンター・シュナイダー=ジームセンの装置、ジョルジュ・ヴァケヴィッチの衣装によって上演されて絶賛を受けたオペラで、その直前にウィーンで録音され、翌78年夏のザルツブルクでの上演に合わせて発売されました。これはカラヤンにとって、1956年にミラノ・スカラ座で指揮して以来、21年ぶりに手がけた「サロメ」上演であり、しかも初めての(そして唯一の)録音となったものです。

カラヤンお得意の豊麗なシュトラウス

「ばらの騎士」や「ツァラトゥストラはかく語りき」「英雄の生涯」などの交響詩の名盤を挙げるまでもなく、カラヤンとR.シュトラウスの音楽には強い親和性があります。大編成のオーケストラを駆使して紡ぎだされる豊麗多彩で変幻自在な音色は、まさにカラヤンの音楽の最大の魅力でもあり、この「サロメ」でもその特質が最大限に発揮されています。ベルリン・フィルよりもこのオペラに習熟しているウィーン・フィルを起用し、艶やかで官能的な一大音絵巻を繰り広げています。

美声の名歌手の一大饗宴

この時期のカラヤンのオペラ全曲盤の特徴は、歌い手にも万全の布陣を図ることで、特にカラヤン好みの繊細で美声の歌手を積極的に起用し、美声の饗宴ともいうべきオペラ演奏を実現させました。「サロメ」では、ドイツのソプラノ、ヒルデガルト・ベーレンスを主役に起用し、従来の猛女サロメのイメージを覆す、繊細可憐でありながら、官能の渦に巻き込まれてゆく少女としての理想的なサロメ像を具現化させました。カラヤンのオペラ上演・録音の常連になりつつあったバルツァのヘロディアス、ヴァン・ダムのヨカナーンなど、そのほかの共演者も完璧。1978年度レコード・アカデミー賞を受賞しました。

最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

録音はウィーンのゾフィエンザールで行われましたが、興味深いのはエンジニアにデッカのジェームズ・ロックが起用されていることで、さらに録音設備に関してデッカの協力に感謝する旨、クレジットに記されています。つまりEMIの録音でありながら、デッカの本拠地ゾフィエンザールで、デッカのエンジニアと機材によってレコーディングされたということになります(実際1978年5月に行われた最終セッションは、デッカによる「フィガロの結婚」のセッションとオーバーラップしています)。デッカのオペラ録音に特徴的な、オーケストラをスケール大きな響きで再現し、それが歌手の声を、明晰さを保ちながら包み込むようなバランス作りが実現しています。また「井戸の中から聞こえてくる」ヨカナーンの声は、たっぷりとした残響がつけられ、空間的なイメージが強調されています。Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用マスターの選定から最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

「磨きぬかれた官能と法悦を求める3大巨匠の力が、二重にも三重にも溶け合った陶酔の名盤」「まさに音の美食と呼べる演奏」

「ワイルド(原作)、R.シュトラウス、そしてカラヤンと、磨きぬかれた官能と法悦を求める3大巨匠の力が、二重にも三重にも溶け合った陶酔の名盤。まずウィーン・フィルの繊細、しかも濃厚な表現力が素晴らしく、「7つのヴェールの踊り」、首に接吻するサロメのシーンなど、妖しい火がすべてをおおいつくしている。そしてベーレンスもいい。カラヤンが理想のサロメとしただけあって、少女の抒情と肉の逸楽を求める女性像が、ともに声と歌唱に煮えたぎっている。まさに音の美食と呼べる演奏だ。」

(『クラシック・レコード・ブック1000 VOL.6オペラ&声楽曲編』)

「妖しいまでに美しく綴られたリヒャルト・シュトラウスの音楽、カラヤンの指揮、ベーレンスの歌うその舞台にザルツブルクで接したとき、その官能的な音楽に陶酔してしまった。R.シュトラウスのえも言えぬ濃密なオーケストレーション、その芳香を伝えるには、その交響詩を含めてカラヤンをしのぐものはいない。その典型がサロメである。」

(『レコード芸術別冊・不朽の名盤1000』)

「サロメのあでやかさを音で描出するには、カラヤン=ウィーン・フィルは、まさしく最適任のコンビであったろう。例えばあまりに有名な〈7つのヴェールの踊り〉は、このコンビならではの陶酔が聴き手の耳、そして心をとらえて放さない。ただ当盤全般にわたってカラヤンの棒は、悦麗さに傾きすぎた分、凄絶さが薄められてしまった気持がしないでもない。このあたりが演奏の難しさであろう。カラヤン推奨のサロメ、ベーレンスをはじめとして、歌い手たちの水準も高い。」

(『ONTOMO MOOK クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲編』)

「カラヤンのザルツブルク音楽祭での新演出の《サロメ》の主役として抜擢されたベーレンスは、それまでのワーグナーやR.シュトラウスのドラマティック・ソプラノと共通する玲瓏たる強声の音色を持ちながらも、より女性らしいリリックな音色をも併せ持ち、従来の「猛女」のようなサロメではなく、より妖艶で若々しいサロメ像を生み出した。カラヤンのアプローチもベーレンスの採択で理解できるように、劇性と抒情性の共存する万全の演奏。ほかの歌手も全く隙のない布陣が、カラヤン美学を支えている。」

(レコード芸術別冊『不朽の名盤1000』)

収録曲
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」(全曲)
台本:ヘドヴィヒ・ラッハマンのドイツ語訳によるオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」

配役
サロメ:ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ) / ヘロデ:カール=ワルター・ベーム(テノール) / ヘロディアス: アグネス・バルツァ(アルト) / ヨカナーン:ジョセ・ヴァン・ダム(バリトン) / ナラボート:ヴィエスワフ・オフマン(テノール) / ヘロディアスの小姓:ヘジャ・アンゲルボ(アルト) / 第1のユダヤ人:ハインツ・ツェドニク(テノール) / 第2のユダヤ人:ダヴィッド・クヌーストン(テノール) / 第3のユダヤ人:マルティン・ヴァンティン(テノール) / 第4のユダヤ人:ゲルハルト・ウンガー(テノール) / 第5のユダヤ人:エーリヒ・クンツ(バリトン) / 第1のナザレ人:ジュール・バスタン(バス) / 第2のナザレ人:ディーター・エーレンベック(テノール) / 第1の兵士:ゲルト・ニーンシュテット(バス) / 第2の兵士:クルト・リドル(バス) / カパドキア人:ヘルゲ・フォン・ベムケス(バス) / 奴隷:ホルスト・ニッチェ(テノール)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:へルベルト・フォン・カラヤン
[録音]

1977年5月9〜11日、13日、16〜18日、1978年5月2日、ウィーン、ゾフィエンザール

[初出]

独Electrola 1C165-02-908〜9

[日本盤初出]

EAC-77206〜7 (1978年9月)

[オリジナル/プロデューサー]

ミシェル・グロッツ

[オリジナル/レコーディング・エンジニア]

ジェームズ・ロック、アーサー・リリー

[SACDプロデューサー]

大間知基彰(エソテリック株式会社)

[SACDリマスタリング・エンジニア]

杉本一家(ビクタークリエイティブメディア株式会社 マスタリングセンター)

[SACDオーサリング]

藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]

諸石幸生 福原信夫 門馬直美

[企画/協力]

東京電化株式会社

[企画/販売]

エソテリック株式会社

R.シュトラウス:楽劇「サロメ」(全曲) ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲)
[ESSE-90074〜76]
ミレルラ・フレーニ(S)、ホセ・カレーラス(T)、アグネス・バルツァ(Ms)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団

カラヤン2度目の「アイーダ」、新発見の未使用アナログ・マスターによって、鮮度の高いリマスターを実現。

カラヤンにとって2度目の録音となった「アイーダ」

「アイーダ」は、1979年夏のザルツブルク音楽祭の開幕公演として、カラヤン自身の演出、ギュンター・シュナイダー=ジームセンの装置、ジョルジュ・ヴァケヴィッチの衣装、そしてジョン・ノイマイヤーのバレエ振付によって上演されて絶賛を受けました。カラヤンがウィーン国立歌劇場時代以来、久々に「アイーダ」を指揮するということで、チケットの入手は困難を極め、「入手できる確率は少なくとも1/80」と報道されたほどでした。この録音は、その直前にウィーンで録音され、翌80年夏のザルツブルクでの上演に合わせて発売されました。カラヤンにとっては、1959年のウィーン・フィルとのデッカ録音以来、20年ぶりの再録音となりました。

シンフォニックな彫琢の行き届いた豊麗な「アイーダ」

カラヤンが晩年に指揮したヴェルディのレパートリーは「トロヴァトーレ」「仮面舞踏会」「椿姫」「アイーダ」「ドン・カルロ」「オテロ」「ファルスタッフ」に限られていますが、「アイーダ」は戦前のアーヘン歌劇場時代からレパートリーに入れ、ウィーン国立歌劇場でも繰り返し上演した得意のレパートリーでした。1959年のデッカ盤は、テバルディ、ベルゴンツィ、シミオナートら、当時の名歌手を総動員し、豪華なデッカ・サウンドと相まって長らく「アイーダ」の代表的名盤とされていました。1979年のEMI盤は、旧盤の豊麗さを保ちつつも、室内楽的な緻密さが加わることで、「アイーダ」の愛の相克のドラマを、より繊細なリリシズムと立体的な彫琢をもって描き上げている点が大きな特徴です。

あらゆる役柄に完璧な布陣を実現

アイーダは、リリコ・ソプラノとして美しい叙情を聴かせていたミレルラ・フレーニで、当時としては大胆な起用で話題になりました。フレーニのきめ細やかなリリックな歌があったからこそ、カラヤンは「アイーダ」の繊細な側面を存分に描きこむことができたともいえるでしょう。フレーニのほか、ホセ・カレーラスの若々しく張りのあるラダメス、カップリルリのドラマチックなアモナスロ、カラヤンのオペラ公演の常連だったバルツァ(アムネリス)やヴァン・ダム(エジプト王)、ライモンディ(ランフィス)の起用は、「アイーダ」の前年に録音された名盤「ドン・カルロ」の歌手陣と全く同じであり、「巫女の長」や「使者」のような端役にさえ、リッチャレルリやトマス・モーザーという有望な歌手を投入しているのは、さすがにカラヤンならではの慧眼です。

最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

録音セッションは、素晴らしい音響で知られるウィーンのムジークフェラインザールで行われました。たっぷりとしたスケールの大きなオーケストラの響きの中で、歌手の声を包み込むように響かせるカラヤン流の音作りが見事です。第1幕への前奏曲での静謐さの極みから、ヤマハによる特注のアイーダ・トランペットを使用したことでも話題になった第2幕の「凱旋の場」の壮麗な響きに至るまでのダイナミック・レンジの広さと空間性の大きさはEMIによるアナログ録音の粋を凝らした見事なものです。Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、従来CD化に使われてきたマスターではなく、今回の調査で新たに発見された、編集済みでありながら全く未使用のアナログ・マスターを使用することで、圧倒的な鮮度を持つ豊麗なサウンドを再現することに成功しました。これまでのエソテリック企画同様、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

「カラヤンのヴェルディ演奏の頂点をなす名演」「重厚にして壮麗の極みをいく〈アイーダ〉」

「粒ぞろいの歌手たちと充実した歌唱の威力という点ではムーティ盤と双璧をなすが、まだ若く経験不足だったムーティのいささか個性の弱い統率に比して、このカラヤンはまさに円熟の絶頂ともいうべき豊麗きわまりない劇的表現で、演奏の感銘をより深いものにしている。〈ドン・カルロ〉とこの〈アイーダ〉こそカラヤンのヴェルディ演奏の頂点をなす名演だと思う。フレーニの細やかな情感に満ちたアイーダ、バルツァの鋭利で気品高いアムネリス、カプチルリの性格的なアモナスロはとくに傑出している。」

(『クラシック・レコード・ブック1000 VOL.6オペラ&声楽曲編』)

「重厚にして壮麗の極みをいく〈アイーダ〉である。旧録音もあるが、ヴェルティの祭典的絢爛さからゆけば、こちらのほうに軍配があがるだろう。ただカラヤンのテンポはドイツ風に粘り、それがウィーン・フィルの光輝ある音色とよく合っていのだが、第1幕前半はややもたれる。フレーニ、カレーラス、バルツァという、テバルディ時代よりははるかに若い世代が、大芝居にならず、現代にアピールする歌唱を示しているのも面白い。」

(『レコード芸術別冊・不朽の名盤1000』)

「この録音は隅から隅までカラヤンの美学が支配した演奏と言える。彼の晩年に共通するゲルマン的色彩への傾斜は、ヴェルディ後期のオーケストレーションに内在するワーグナーからの影響を感得させてくれる。フレーニのアイーダ、バルツァのアムネリス、カレーラスのラダメスは、通常よりリリックな声の布陣だが、それが「心理劇としての側面をより一層際立たせている。カラヤンの美学に従ったドリーム・キャストを集めた1組だ。」

(『ONTOMO MOOK クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲編』)

「オペラの中でももっともスペクタクルで大掛かりな舞台と迫力を要求する〈アイーダ〉であるが、カラヤンはそれのみにとらわれず、このオペラの中に隠された繊細な抒情性を見事に引き出している。タイトル・ロールのアイーダはかつての重量級ソプラノのテバルディやカラス等で考えがちだが、このフレーニ(元来はリリック・ソプラノ)によって歌われるここでの主人公の可憐さや情感のこまやかさは、それまでは聴かれなかったものである。その意味で、カラヤンのこの曲の解釈とフレーニの起用は筋が通っている。むろんこのオペラの壮大なシーンでの響きはカラヤンならではの豪華絢爛たるものがあり、またウィーン・フィルの甘美で妖艶な一面も魅力的だ。」

(レコード芸術別冊『不朽の名盤1000』)

収録曲
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲)
台本:アントーニオ・ギスランツォーニ

配役
アイーダ:ミレルラ・フレーニ (ソプラノ) / ラダメス:ホセ・カレーラス (テノール) / アムネリス:アグネス・バルツァ (メッゾ・ソプラノ) / アモナスロ:ピエロ・カップッチルリ(バリトン) / ランフィス:ルッジェーロ・ライモンディ (バス) / エジプト王:ヨセ・ファン・ダム(バス) / 巫女の長:カーティア・リッチャレルリ (ソプラノ) / 使者:トマス・モーザー (テノール)
ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ワルター・ハーゲン=グロル)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:へルベルト・フォン・カラヤン
[録音]

1979年5月7〜10日、14〜17日、ウィーン、ムジークフェラインザール

[初出]

独Electrola 1C165-03-874〜6

[日本盤初出]

EAC-77335〜7 (1980年8月)

[オリジナル/プロデューサー]

ミシェル・グロッツ

[オリジナル/レコーディング・エンジニア]

ウォルフガング・ギューリッヒ

[SACDプロデューサー]

大間知基彰(エソテリック株式会社)

[SACDリマスタリング・エンジニア]

杉本一家(ビクタークリエイティブメディア株式会社 マスタリングセンター)

[SACDオーサリング]

藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]

諸石幸生 福原信夫 高崎保男 河合秀明

[企画/協力]

東京電化株式会社

[企画/販売]

エソテリック株式会社

ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲) ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲)
[ESSE-90077&78]
マリア・カラス(S)、ニコライ・ゲッダ(T)、ロベール・マサール(Br)
ジョルジュ・プレートル(指揮)
パリ国立歌劇場管弦楽団、ルネ・デュクロロ合唱団

カルメンの生命の輝きを明らかにするカラスの名唱。ドリーム・キャストによる「カルメン」永遠の名盤、ついにエソテリックによる世界初のSuper Audio CDハイブリッド化。

エソテリックならではのこだわりのSuper Audio CDハイブリッド・ソフト

Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で高い評価を得ているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。20世紀最大のソプラノ歌手、マリア・カラス(1923〜1977)最後の遺産ともいえる2つのオペラ全曲盤の待ち望まれたSuper Audio CDハイブリッド化がついに実現します。

20世紀最大のディーヴァ、マリア・カラス、究極の到達点

「20世紀最高のソプラノ歌手」とまで称されたマリア・カラスは、その強烈な表現力のこめられたドラマチックな歌唱によって、特にルチア(ランメルモールのルチア)、ノルマ、ヴィオレッタ(椿姫)、トスカなどの役柄で世界中の聴衆を魅了しました。手がける役柄の内面に深く踏み込み、その心理を余すところなく抉り出すカラスの歌の表現力は、オペラ演唱史の上で革新的な意味を持ち、その後の歌手にも強い影響を及ぼしました。カラスは、必ずしも美声とはいえない自らの個性的な声質をすら武器にして、登場人物に命を吹きこみ、圧倒的な存在感を放ちました。その表現力の苛烈さは、演技姿の見えないレコード録音では一層際立つことになり、1953年から録音が開始され、EMIに残された一連のオペラ全曲盤やアリア集は、20世紀録音史上に輝くかけがえのない名盤と位置付けられています。

カラスによる唯一のカルメン

今回Super Audio CDハイブリッド化が実現するのは、カラスが1964年に録音した2つのオペラ全曲盤で、文字通りカラスにとって生涯最後のオペラ全曲盤録音となった、いわばカラスの遺産ともいうべき録音です。カルメンは、コンサートでアリアを歌うことはあっても、カラスが一度も舞台で演じることがなかった役柄であり、これが唯一の全曲録音となったわけですが、古今のオペラの中でも最も強烈で複雑なキャラクターであるカルメンこそ、カラスの表現力に満ちた歌唱を待っていたさえ思えるほどの出来を示しています。「ハバネラ」や「セギディーリャ」「カルタの歌」のような聴かせどころのアリアでの存在感、第2幕後半のドラマチックなアンサンブルや、第4幕の最後の二重唱における迫真の表情は、まさに表現者カラスの真骨頂と言えるでしょう。共演に、ステレオ初期のビーチャム盤以来の登場となったニコライ・ゲッダをドン・ホセに得たのみならず、当時パリ・オペラ座で活躍していたロベール・マサール(エスカミーリョ)やアンドレア・ギオー(ミカエラ)といったフランス勢を配し、1960年代にはカラスから万全の信頼を得ていたジョルジュ・プレートルの躍動感あふれる華麗な指揮のもと、1960年代フランスを代表する「カルメン」の全曲盤が完成したのです。

最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

録音は、19世紀にさかのぼる起源をもつパリのサル・ワグラムで行われました。LP時代にはEMIがオペラやシンフォニーなど、多数の大規模なオーケストラ録音に使った録音会場です。会場の音響特性を知り尽くしたフランスEMIのポール・ヴァヴァスュールによって、独唱歌手の存在感のある歌唱を中心に、その背後に大きく広がる合唱とオーケストラを配したプレゼンスで、細部まで明晰でありながらスケールの大きなサウンドが見事なまでに収録されています。今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われている。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

「カルメンという役柄のあらゆる可能性に対する最も説得力のある演唱が、ここに記録されている」

「うたわれすぎたとき、カルメンというキャラクターは、かぎりなくありきたりなものになる。賢明なカラスである。そのことをしらぬわけもない。アリアというより鼻唄にちかい、それだけに独自の軽さがその歌唱に求められる『ハバネラ』や『セギディーリャ』をうたって、カラスは、カルメンの命の輝きとでもいったものをあきらかにしている。その一方で幕切れのドン・ホセとの二重唱では、カラスならではの激しい表現をきかせる。カラスの歌唱芸が、ここで、端的に味わえる」

(『クラシック・レコード・ブック1000 VOL.6オペラ&声楽曲編』)

「もっとも魅力的なカルメンといえば、やはりカラスではないだろうか。カラスのカルメンは声の演技者としての凄さを強烈に印象付ける多彩な表現が素晴らしく、ドン・ホセならずとも魅了されてしまう。またゲッダをはじめとキャストも充実しているし、プレートルの引き締まった指揮も見事である。」

(『ONTOMO MOOK クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲編』)

「カラスの現役時代の最後に当たる演奏だが、メゾ・ソプラノのカルメンを歌った事情はさておいても、ここでのカラスの歌唱は圧巻である。カルメンという役柄のあらゆる可能性に対する最も説得力のある演唱が、ここに記録されている。ゲッダのドン・ホセやプレートルの指揮も高水準にあり、今日でもこの曲のもっとも魅力的な録音の一つである。」

(レコード芸術別冊『不朽の名盤1000』)

収録曲
ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲)
原作:プロスペル・メリメの小説、
台本:リュドヴィック・アレヴィ&アンリ・メイアック ギロー
によるグランド・オペラ・スタイルでの演奏

配役
カルメン:マリア・カラス(ソプラノ)
ドン・ホセ:ニコライ・ゲッダ(テノール) / ミカエラ:アンドレア・ギオー(ソプラノ) / エスカミーリョ:ロベール・マサール(バリトン) / フラスキータ:ナディーヌ・ソートロー(ソプラノ) / メルセデス:ジャーヌ・ベルビエ(メッゾ・ソプラノ) / ダンカイロ:ジャン=ポール・ヴォークラン(テノール) / レメンダード:ジャック・プリュヴォス/モーリス・マイエフスキ(テノール) / モラレス:クロード・カル(バリトン) / スニガ:ジャック・マルス(バス) ルネ・デュクロ合唱団(合唱指揮:ジャン・ラフォルジュ)
ジャン・ぺノー児童合唱団
パリ国立歌劇場管弦楽団
指揮:ジョルジュ・プレートル
[録音]

1964年7月6〜18日、パリ、サル・ワグラム
(出典: オリジナルLP)

[日本盤初出]

AA-9071〜3 (1965年2月)

[オリジナル/プロデューサー]

ミシェル・グロッツ

[オリジナル/レコーディング・エンジニア]

ポール・ヴァヴァスュール

[SACDプロデューサー]

大間知基彰(エソテリック株式会社)

[SACDリマスタリング・エンジニア]

杉本一家(ビクタークリエイティブメディア株式会社 マスタリングセンター)

[SACDオーサリング]

藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]

諸石幸生 宮澤縦一 福原信夫 河合秀明

[企画/協力]

東京電化株式会社

[企画/販売]

エソテリック株式会社

プッチーニ:歌劇「トスカ」(全曲) プッチーニ:歌劇「トスカ」(全曲)
[ESSE-90079&80]
マリア・カラス(S)、カルロ・ベルゴンッツィ(T)、ティト・ゴッビ(Br)
ジョルジュ・プレートル(指揮)
パリ音楽院管弦楽団、パリ国立歌劇場合唱団

圧倒的な貫禄と存在感。マリア・カラス最後のオペラ全曲盤を世界で初めてSuper Audio CDハイブリッド化。

カラスによる最後のオペラ全曲盤

「トスカ」は、「ノルマ」などと並んでカラスが最も得意としたオペラの一つで、実際に歌った回数も多く、カラスが1962年以来久々にオペラの舞台に復帰した1964年から1965年にかけて歌ったのも「トスカ」と「ノルマ」であり、カラスにとって生涯最後のオペラ出演となった1965年7月5日、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場におけるチャリティー公演も「トスカ」でした。この全曲盤は、それに遡ること半年、1964年12月にパリで収録されたもので、やはりカラスにとって生涯最後のオペラ全曲録音となりました。またこれはカラスにとって1953年のデ・サーバタ指揮ミラノ・スカラ座とのモノラル録音以来、2度目の録音となったもので、カラスが再録音したオペラ全曲盤はベルリーニの「ノルマ」のみであることから考えても、カラスにとって「トスカ」がいかに重要なオペラであったかがわかります。

敵役にゴッビ、恋人にベルゴンツィという万全の配役による全曲盤

舞台上演を重ねたこともあって、カラスによるトスカの心理描写は微に入り細をうがち、恋する歌姫トスカの感情の起伏を完璧なまでに描き出しています。第1幕の恋心と猜疑心に揺れるトスカの心内もさることながら、何といっても「歌に生き、恋に生き」を含む第2幕後半でのスカルピアと対峙する場面でのドラマチックな歌唱は戦慄を覚えるほどです。共演者も豪華の極みで、まずスカルピアはデ・サーバタ盤にも出演し晩年の「トスカ」上演でも共演を重ねたイタリアの名バリトン、ティト・ゴッビ。千両役者ともいえるゴッビだからこそ第2幕のカラスの迫真の歌唱が際立ちます。またカヴァラドッシには、艶のある美声を聴かせるカルロ・ベルゴンツィが配され、1960年代にはカラスから万全の信頼を得ていたジョルジュ・プレートルが、スケールの大きな指揮で全体をドラマチックにまとめています。1828年創設の名門パリ音楽院管弦楽団の起用もオペラ全曲盤としては珍しく、1967年にパリ管弦楽団への改組によって消滅した、この名オーケストラのフランスの香りを一杯に湛えた響きが見事に捉えられています。

最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

録音は、19世紀にさかのぼる起源をもつパリのサル・ワグラムで行われました。LP時代にはEMIがオペラやシンフォニーなど、多数の大規模なオーケストラ録音に使った録音会場です。会場の音響特性を知り尽くしたフランスEMIのポール・ヴァヴァスュールによって、独唱歌手の存在感のある歌唱を中心に、その背後に大きく広がる合唱とオーケストラを配したプレゼンスで、細部まで明晰でありながらスケールの大きなサウンドが見事なまでに収録されています。今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われている。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

「悲劇のヒロイン、トスカの激しい情熱のほとばしりを、これほど切々とうたいあげた演唱というのも珍しい」

「カラスはこの『トスカ』を2度録音しており、これはその2回目のものである。若いころに比べると、声にやや衰えがみられるが、その表現力は大変見事なもので、悲劇のヒロイン、トスカの激しい情熱のほとばしりを、これほど切々とうたいあげた演唱というのも珍しい。ベルゴンツィのカヴァラドッシもゴッピのスカルピアも、もちろん文句なしにうまいが、カラスに押されぎみである。」

(『クラシック・レコード・ブック1000 VOL.6オペラ&声楽曲編』)

収録曲
プッチーニ:歌劇「トスカ」(全曲)
台本:ジュゼッペ・ジャコーザ&ルイージ・イルリカ

配役
フローリア・トスカ:マリア・カラス(ソプラノ)
マリオ・カヴァラドッシ:カルロ・ベルゴンツィ(テノール) / スカルピア:ティト・ゴッビ(バリトン) / チェーザレ・アンジェロッティ、牢番:レオナルド・モンレアーレ(バス) / スポレッタ:レナード・エルコラーニ(テノール) / 堂守:ジョルジュ・タデオ / シャルローネ:ウーゴ・トラーマ(バス) / 羊飼い:ダヴィッド・セルラー(ボーイソプラノ)
パリ国立劇場合唱団(合唱指揮:ジャン・ラフォルジュ)
パリ音楽院管弦楽団
指揮:ジョルジュ・プレートル
[録音]

1964年12月3日〜14日、パリ、サル・ワグラム
(出典:78年発売の国内盤LP)

[日本盤初出]

AA-9100〜1 (1965年9月)

[オリジナル/プロデューサー]

ミシェル・グロッツ

[オリジナル/レコーディング・エンジニア]

ポール・ヴァヴァスュール

[SACDプロデューサー]

大間知基彰(エソテリック株式会社)

[SACDリマスタリング・エンジニア]

杉本一家(ビクタークリエイティブメディア株式会社 マスタリングセンター)

[SACDオーサリング]

藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]

諸石幸生 福原信夫 河合秀明

[企画/協力]

東京電化株式会社

[企画/販売]

エソテリック株式会社

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