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生産終了いたしました。流通在庫のみとなります。 (2010年4月1日)
絶頂期のカラヤン&ベルリン・フィルの金字塔
1975年にLP4枚組でドイツ・グラモフォン(DG)から発売された、カラヤン&ベルリン・フィルによる「新ウィーン楽派管弦楽曲集」は、1970年代の同コンビの絶頂期を刻印した記念碑的名盤です。1972年12月から1974年2月まで1年以上をかけて実際の演奏会と並行しながら、じっくり収録・集成されたシェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンの代表的管弦楽曲9曲は、レコードという形でこれらの作曲家の作品を幅広く知らしめることに大きく貢献することになったという点で、同じDGのラサール弦楽四重奏団による「新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲全集」(LP5枚組、1972年発売)と並ぶ1970年代の金字塔といえます。当時はこれらの作品の録音も少なく、商業的な利益が見込めなかったため、録音にあたってはカラヤンが私財を投じたと、まことしやかに伝えられたほどでした。
新ウィーン楽派のオーケストラ曲のベスト・カップリング
当アルバムは、そのBOXセットから、これら3人の作曲家による、後期ロマン派の残照が色濃く残る代表的オーケストラ曲3曲を1枚にまとめたもので、このカップリングで発売されるのはLP・CDを通じて今回が初めてである。ベルリン・フィルの持つ強靭で幅広いダイナミック・レンジを極限まで生かし、細部まで磨き上げた潤沢な響きは、まさにこの名コンビならではのものでした。中でも、弦楽合奏のみで演奏される《浄夜》では、ベルリン・フィルの真骨頂ともいえる厚みのある弦楽セクションの作り出す後期ロマン派の濃密な輝きが、《トリスタン》にも通じる作品の本質を見事なまでにえぐり出しています。3管編成の大オーケストラのために書かれたベルクの《3つの管弦楽曲》とヴェーベルンの《パッサカリア》では、弱音の領域での透かし彫りのような音色の精妙な変化と、総奏でのマッシヴな音の圧力が鮮やかなまでに対比されており、まさに20世紀におけるオーケストラ芸術の最上の姿を刻印した名演に仕上がっています。
録音会場の差異を聴き取ることのできるSuper Audio CD化
当アルバムの3曲のうち、1972年収録のベルクのみベルリン郊外ダーレム地区にあるイエス・キリスト教会での録音であるのに対し、シェーンベルクとヴェーベルンはベルリンのフィルハーモニーで録音されています。ちょうどこの時期に、カラヤンとベルリン・フィルによるDG録音は、長年使用したイエス・キリスト教会から演奏会の本拠地でもあるフィルハーモニーに録音会場を移すことになり、「新ウィーン楽派管弦楽曲集」はその変遷を映し出すことになりました。
今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの工程に至るまで、妥協を排した作業が行われている。DSDマスタリングにあたっては、入念に調整されたDAコンバーター、ルビジウムクロックジェネレーターとMEXCELケーブルなど、エソテリック・ブランドの最高級機材を投入し、オリジナル・アナログ・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化しています。豊かな残響と細部の明晰さを両立させることの出来る稀有の録音会場ながら上空を飛ぶ飛行機の騒音など遮音性が録音では問題となったイエス・キリスト教会と、極限のピアニッシモまで美しく収録することが可能なフィルハーモニーの音響の違いを、これまで以上に明解に聴き取ることができます。
息を呑む弦楽合奏の美しさ、劇的緊張の強烈さ(柴田南雄)
『(1973年来日時のNHKホールにおける)カラヤンとベルリン・フィルの《浄夜》は、日本公演の疑いもなくクライマックスであった。その演奏における弦楽合奏の美しさ、劇的緊張の強烈さには息を呑む思いだった。その厳しさ、その凄絶な美にはまったく圧倒された。わたくしは、あの感動を確かめたくて真っ先に《浄夜》に針をおろし、再びその手ごたえを楽しんだのであった。これまでも《浄夜》のナマ演奏とレコードをさまざまな指揮者と楽団によって何回となく聴き、そのたびに新たな発見や、より深い表現との出会いがあったことは確かだが、カラヤンの新録音の出現によって、ある意味ではそうしたチャンスは永遠に封じられ、新たな楽しみを奪われたという無念さを感じる。何世紀も後の人間がどのような感覚と感情で音楽に接するかは予測の限りではないが、少なくとも現代のわれわれがこのスコアから受けることのできるすべてを、彼は現実の音としてわれわれの目の前に展開して見せたのである。』
柴田南雄、日本盤初出LPの解説より
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| 収録曲 |
| アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)
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1 |
浄夜Op. 4(1899)[弦楽合奏版(1943)] -リヒャルト・デーメルの詩による- |
| アントン・ヴェーベルン(1883-1945) |
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2 |
管弦楽のためのパッサカリアOp. 1(1908) |
| アルバン・ベルク(1885-1935) |
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3 |
3つの管弦楽曲Op.6 (1914-15)[改訂版(1929)] |
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| 演奏 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン (指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
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| 録音 |
- (1)1973年12月6日、ベルリン、フィルハーモニー
- (2)1974年2月11日、ベルリン、フィルハーモニー
- (3)1972年12月8日、9日、ベルリン、イエス・キリスト教会
| [LP初出] |
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2711 014(1975年) |
| [日本盤LP初出] |
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MG9763〜6(1975年5月発売) |
| [オリジナル/エクゼクティヴ・プロデューサー] |
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Dr.ハンス・ヒルシュ |
| [オリジナル/プロデューサー] |
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ハンス・ヴェーバー |
| [オリジナル/レコーディング・エンジニア] |
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ギュンター・ヘルマンス |
| [スーパーオーディオCDプロデューサー] |
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大間知基彰 (エソテリック株式会社) |
| [スーパーオーディオCDリマスタリング・エンジニア] |
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杉本一家(ビクター・クリエイティブ・メディア マスタリング・センター) |
| [スーパーオーディオCDオーサリング] |
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藤田厚夫(有限会社エフ) |
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| 解説 |
| 柴田南雄 諸石幸生 他 |
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| 企画協力 |
| 東京電化株式会社 |
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| 企画・販売 |
| エソテリック株式会社 |
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| 品番: | ESSG-90017 |
| 仕様: | Super Audio CDハイブリッド |
| 価格: | 3,300円(税抜 3,143円) |
| レーベル: | DEUTSCHE GRAMMOPHON (ドイツ・グラモフォン) |
| 音源提供: | ユニバーサルミュージック合同会社 |
| ジャンル: | 管弦楽曲 |
DSD MASTERING
| Super Audio CD層: | 2チャンネル・ステレオ[マルチなし] |
| CD層: | ADD |
| 美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用 |
“Super Audio CD“と“DSD”は登録商標です。 |
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