Super Audio CD/CD Player
1シャーシモデルの頂点に君臨する
孤高のスーパーオーディオCDプレーヤー。
Super Audio CD/CD Player
特長
この製品は生産完了になりました。
ESOTERICのメカトロニクスを結集したVRDSはスーパーオーディオCD/CDのディスク回転にターンテーブルを使用し、面振れをメカニカルに補正することで、読み取り精度を格段に向上します。
Grandioso K1が搭載したVRDS-NEO[VMK-3.5-20S]は、スピンドルの軸受けに特別に選別された高精度ボールベアリングをペアで採用したほか、ミクロン精度のジュラルミン・ターンテーブル、20mm厚スチール製ターンテーブル用ブリッジを搭載し、メカユニット単体で実に5.2kg(リジッドベース含め12kg)の質量を実現しています。高磁束密度型マグネット駆動のコアレス3相ブラシレス・スピンドルモーター、銘機P-0の思想を発展させたスレッド送り制御、レーザー光がつねにディスクに垂直に照射される軸摺動型ピックアップなど、定評あるメカニズムをさらに磨き上げています。
Grandioso K1のシャーシ構成
Grandioso K1の内部構造(上部)
Grandioso K1の内部構造(下部)
VRDS-NEOトランスポートメカニズムはセンター配置とし、5mm厚のスチール製ボトムシャーシに固定して、独自のピンポイントフット(特許第4075477号)で4点支持。これにより回転メカニズムの振動を効果的に抑制しています。シャーシ内部はダブルデッキ(2階建て)構造とし、主にオーディオ基板を上層、電源回路やトランス類を下層に配置することで、磁束漏れや振動などの影響を防ぐとともに電源供給の配線を最短化しています。K1は内蔵のモノーラルD/Aコンバーター2台、デジタル回路、スピンドルサーボドライバー『VS-DD』専用に合計4つの大容量トロイダルトランスを搭載し、各回路ブロックへの理想的な電源供給能力を誇ります。
D/Aコンバーター部は、Grandiosoラインでの一体型モデルに相応しい、贅を尽くしたプレミアム仕様。現時点で考え得る最高のマテリアルと回路技術を駆使した完全新規設計とすることで、高音質に磨きをかけました。デバイスには旭化成エレクトロニクス社32bit プレミアムDACデバイスAK4497にハイエンドオペアンプ新日本無線MUSES03を組み合わせて使用。チャンネルあたり差動8回路のパラレル/ディファレンシャル回路構成とし、圧倒的なリニアリティと低歪み化を実現。D/Aコンバーター部は、電源トランスも左右独立させ、チャンネルごとに8つの電源レギュレーターを各回路の直近に配置し、クリーンで安定性の高い電源供給能力を獲得しました。デジタル回路・アナログ回路のアイソレーションも従来以上に徹底させ、ピュアで定位感と奥行き感に富んだ迫真の音楽再生を叶えています。
32bit DACデバイスを複数個組み合わせ、35bitの高解像度でPCM信号をアナログ信号へ変換する35bit D/Aプロセッシング・アルゴリズムを採用。35bitは24bitの2,048倍の驚異的な高解像度。デジタル領域において、ハイビットデータの階調を活かし、演算誤差を最小にとどめ、忠実なアナログ変換を行うことで、繊細な音楽信号まで際立つ表現力を誇ります。
音楽信号に含まれる広大なダイナミックレンジを不足なく下流まで伝えるため、アナログ出力回路にとって最も重要なのは電流伝送能力の高さとスピードです。Grandioso K1はラインドライバーとしての極限の性能を追求。電流出力能力が高く、応答速度を表すスルーレートが2,000V/μsという驚異的なハイスピードを誇る高性能素子を採用。このバッファー回路をチャンネルあたり2回路搭載。XLR出力の場合はディファレンシャル(差動)、RCA出力の場合はパラレル(並列)駆動させることで、瞬間的な電流供給能力を高めています。 また、バッファー回路の電源としてEDLC※2=スーパーキャパシターアレイを採用。チャンネルあたり合計125,000μFの驚異的な容量で揺るぎない低域を支え、息を呑むほどのリアリティーで音楽のダイナミズムを再現します。
※1 HCLD:High Current Line Driver
※2 EDLC:Electric Double-layer Capacitor
通常のライン接続(XLR、RCA)のほか、ESOTERIC独自の伝送方式「ES-LINK Analog」を新たに採用。ハイスピードで強力な電流供給能力を誇るHCLDバッファー回路の高性能を生かした電流伝送方式により、信号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、信号をピュアに力強く伝送することが可能。対応機器との接続により、システムのポテンシャルを最大限に発揮するアナログオーディオ伝送の理想的な方式です。※
※2016年9月現在 Grandioso F1に搭載。接続ケーブルは一般的なバランスケーブル(端子形状:XLR)ですが、独自伝送方式のため、対応する機器以外ではご使用できません。
オリジナルFsでの再生に加え、PCMデジタル信号を2/4/8倍にアップコンバートする機能を装備。さらに独自のアルゴリズムによるPCM>DSD変換機能も備え、お好みで選択することができます。
多彩な機器との接続を可能にするデジタル入力3系統(USB×1、同軸×1、光×1)を装備。同軸、光入力は、192kHz/24bitまでのPCM、DSD2.8MHz(DoP)入力に対応しています。
パソコンと接続するためのUSB端子を装備。ドライバー、再生用ソフトウェア『ESOTERIC HR Audio Player』はホームページから無償ダウンロードできます。DSD11.2MHz、PCM384kHz/32bitのハイサンプリング再生とアシンクロナス伝送に対応し、スタジオマスター・クオリティのソースも高品位に再生。DSDファイルは、PCMへの変換を行わないDSDネイティブ再生が可能。
デジタル回路に正確な基準クロックを供給するクロック回路は、デジタルプレーヤーにとってまさに心臓部。NDK社と共同開発したGrandiosoカスタムVCXO(電圧制御型水晶発振器)は、大型の水晶片を内蔵し、低位相雑音が極めて少なく、最高峰モデルに相応しい優れた中心精度(±0.5ppm)を誇り、特別に選別したデバイスのみを使用しています。
Grandioso G1などの高精度マスタークロックジェネレーターと接続することで、本機の動作を外部からのクロック信号と同期させることができ、さらなるアップグレードが可能。入力可能周波数は、44.1/88.2/176.4kHzのほか10MHz、及び22MHzにも対応。USB入力時にも、外部クロックとの同期再生が可能です。
外部クロック入力の配線には、こだわりのカスタム同軸ケーブルによるハードワイヤリング接続を採用。コネクターには高周波伝送のために開発されたMIL規格準拠の金メッキSMAコネクター、確実なコンタクトを実現する真鍮削り出しのESOTERICオリジナルBNC端子を採用し、伝送ロスを極限まで抑えています。
アナログ音声出力はES-LINK Analog、RCA、XLRから選択できます。XLRのピンアサインも2番HOT/3番HOTの選択が可能。デジタル領域で位相反転を行うため、無接点方式で音質の劣化がありません。
肉厚アルミパネルのリモコン(RC-1315)付属。フロントパネルと共通のショートスクラッチ仕上げが、高品位な質感を醸し出します。
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音元出版 オーディオ銘機賞 2018 製品特別大賞 |
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音楽之友社 ステレオ 年間最優秀コンポ 2017 デジタルプレーヤー 部門 3位 |
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ステレオサウンド ベストバイ・コンポーネント 2018-2019 デジタルディスクプレーヤー 部門(100万円以上) |
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ステレオサウンド ベストバイ・コンポーネント 2017-2018 デジタルディスクプレーヤー 部門(100万円以上) |
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SoundStage! Ultra Reviewers' Choice Award 受賞 |
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